「この世界がきみのために存在すると思ってはいけない。
世界はきみを入れる容器ではない。
世界ときみは、二本の木が並んで立つように、どちらも寄りかかることなく、
それぞれまっすぐ立っている。
きみは自分のそばに世界という立派な木があることを知っている。それを喜んでいる。
世界の方はあまりきみのことを考えていないかもしれない。」
このあと、外の世界とは別にきみの内部にも世界があり、
二つの世界の呼応と調和がうまくいってると楽になる、
というようなことが書かれています。
これがスピリチュアル本と違うことは最初の数行で分かるはず。
だって、世界は (他にも置き換えられますね) きみに付きっきりではないし
世界はきみを入れる容器ではない、とバッサリですものね (笑
このプロローグの後は普通の小説になってますが、
本編よりこの数行の方を何度となく読み返したものです。
二つの世界の調和を取るには、たとえば星を見たり、本を読んだり、
音楽を聴いたり、山に登ったりするのでしょうが、
写真を撮るというのもいい考えですよね。
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