港からバスで10分くらい山に登った所に鬼がお出迎え。

洞窟の中では鬼たちのこんな様子が・・・

ね、レトロでしょ。

「桃太郎=岡山きびだんご」というイメージしかありませんでしたが、ここは香川県。

ちょっとしたハイキングコースになっていて、頂上からの眺めが気持ちいいのです。

高松市がこんなに近くに見えます。
ちょうど福岡市と能古島くらいの距離感かな。

高齢化、過疎化、子供が少ない、というのはどの島に行っても聞こえてきますが
こんなに高松市に近い女木島も例外ではないようです。

島内唯一の小学校、女木小学校は平成17年で休校。
その校舎を使った「福武ハウス」の中で数人のアーティストがそれぞれ教室を与えられ
作品を置いています。
廊下や教室には子供達の絵や、ポスターや、当時を偲ばせるものがたくさん残っていて
「現代」の著名な作家の作品よりもそちらの方に気を引かれました。

学校の塀にも絵が。

こちらも休校中の女木保育所。

今は大人が描いています。

作品は港のそばに集まっているので高松に戻る船が出るまでのんびり見て回れました。


鬼もいるし、モアイ像もあります。


海の傍の家は塀の高さが一階ほどもありました。

お迎えとお見送りのカモメ達。

女木港から高松方面を見ると怪しい雲が…
どうも向こうでは雨が降っているようですが、旅も終りなので平気です。

高松に着いて海を見るとそこには虹が!
消えない内にと慌てて写真を撮ると、それで最後のフィルムが終了でした。
デジカメのバッテリーも終了。
何と言うタイミング!

瀬戸芸では他のアートフェスティバルではあまり見かけないような年齢層、服装の人が多く
それだけ幅広い層の人たちが訪れたということですね。
グループではなく一人でという人も多くいましたが、
必ずしも一人旅がしたかった訳でもないようです。
ある会場で、受付のボランティアと一人で旅行中の女の子が長い間話をしていました。
「本当は友達と来たかったけど、こういうのに誘える人ってなかなかいない。
あまり興味がない人を連れてくるのも悪いし」
あ~、それすごく分かる。
おしゃべりの彼女は大勢でワイワイするのが好きそうな感じだったけど
作品ばかり見て回るのってオーソドックスな旅とは違うもんな~
私は趣味が合う友人がいてラッキーです。
私も一人旅は得意じゃないし(好きそうに見えるらしいけど)
感動した時に「ワー!」って叫べる人が一緒の方がいいな。
三日間、「わぁ~」だの「うぅ~」だの「ひぃ~」だの色々あったけど
友人は「もう一生こんなキツイ旅はない」と言い切るくらい充実した旅でした。
「またきっとあるよ」と慰めてはおきましたけどね。
うん、たぶんあると思います。
この日は21:30の夜行バスに乗って福岡まで帰りました。
これで終わりです^^
長いこと最後までお付き合い下さってありがとうございました!
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