Somewhere Anywhere
日々の雑感を写真と共に
音を織る 
2008/11/12 Wed. 00:24 [edit]
濃い、殆ど黒に近いグレーの服から藍色の水が出てきました。
その色を見て、ある年齢以上の女性なら経験した方も多いでしょう
子供の染め物遊びを思い出しました。
白いハンカチの所々を糸でくるくるとしっかり巻き、
染め粉を溶いた鍋の中で煮ると簡単に絞り染めができるというあれです。
染め粉の他にも紅茶や玉葱の皮など身近にあるものでも試してみたり。

染めを「自然から色をいただく」と表現しています。
自分の思い通りにならないことを受け止めつつ繰り返しやってみて
探りながら植物から教えてもらうのだとか。
自分で染めた糸を布に織っていくことを音楽に例えてもいます。
「軽いリズム、重々しい調子、間のとり方、フーガのように追いかけていくか、
など、縞の大小、色の強弱、糸の変化などを見守りながら、
細い一すじの色を入れますと、全体が引き締まり、音色が聞こえます。
その色と音のあつまりで、つつましい室内楽のような織物がおりたいと、
それが私の夢です。」
「鮮明な色は陰影の中にあってこそ、鮮明なのである。
とはいってもこの織の中にあっては、どの色もすべて、
うっすらと鼠色のヴェールをかぶっているようだ。
それがあるいは、♯とか♭ということになるのかもしれない。」
「大切なことは、その色一つ一つが純一に自分の色を奏でていることだ。
色にも音階があって、ドとミの間にどれほどの微妙な音色があるだろうか。」
この個所を読んで、自分も以前全く同じことを考えていたことを思い出しました。
Colored harmony
A bottle in the ocean
色で音が見える人は案外多いのかもしれません。
category: 本
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twice a year »
コメント
こんばんは♪休暇&京都旅行だったのですね(^^)
カラフルな椅子と壁はサンバかな?
紅茶、たまねぎ、やりましたよ♪
たまねぎはあんなちょっぴりの皮から、
強烈な色が出てきて驚きますね~w
でも、以外に染まんないんですよね。
ヒツジ草 #nKD1BgzM | URL
2008/11/18 21:52 | edit
ヒツジ草さん、お久しぶりです^^ コメントありがとうございます♪
京都・大阪には2泊3日で行って来ました。楽しかったですよ~
紅茶、玉ねぎ、やっぱりされましたか? ぐつぐつを待つ間が楽しいんですよネ。
そうでしたねえ。思い出しましたよ、玉ねぎが意外と染まらないこと。
あと、コーヒーでもしたことありました。
椅子は大当たりです!
これは毎度お馴染み・能古島のカフェでして、去年まではこの島で日本一のサルサフェスティバルがあってたのですよ。
私も参加したことあるのですが、島中ラテンのノリで外国みたいになるんです。
でもヒツジ草さんには春の花がいっぱいの時期に来てほしいなあ^^
naomi #3un.pJ2M | URL
2008/11/18 23:30 | edit
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