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日々の雑感を写真と共に

軍艦島 #6  

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軍艦島と呼ばれる端島(hashima)までは長崎港から約1時間。
島に上陸できないことも多いというのが船に乗ってみて納得です。
この日は天候安定、風もなく、100%上陸できそうな天気だったにも関わらず
湾から外海に出るとカメラを構えるのもやっとの揺れ。
こんな時どっしり重たい一眼レフだと少しは違うのかしら…と思いつつ
両足踏ん張って撮ってました。
軍艦島の写真は全て Lumix DMC-FX66で、今回はモノクロ加工してみました。
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この島に上陸した時、よく言われる廃墟に来たという印象はありませんでした。
むしろ昔の賑わいを想像したくらいです。

自分が子供時代を送っていたのと同じ頃、ここでも生活をしていた人がいたという事が
知らない遠い時代の昔話だとは思わせないのです。


閉山のあと上陸禁止にはなっていましたが釣り客は変わらずいて
2000年あたりからは廃墟ブームで更に上陸者が増加。
島は観光地のように人・人・人だったようです。
落書きも多く2001年に高島町に譲渡されたあとは厳しく上陸禁止に。
落書きされた建物の写真もありましたが見るに耐えかねるものです。

軍艦島で育った女性がネットで呼びかけて当時の写真を集めているサイトを見つけました。
そこにあった写真は私たちが小さい頃から持っている写真と殆ど変わりありません。
もちろん炭鉱ですから悲しい事故も苦労も多かったと思います。
でもネットで呼びかけた女性のように端島を故郷だと思っている人がいる限り
島がこういう姿になっていてもそこを廃墟ということはとてもできないのです。


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ありがとう。軍艦島。

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コメント

naomiさん、素敵なリポートを有難うございました。
まだ活気にあふれていた頃の写真集を持っていますのでよけいに
そのころ住んでいた子供達の笑い声や当時最先端の電気製品など
持っていたという豊かな暮らしを想像させてくれました。
揺れて難しかった船からの写真もさすがです~

うっかりさん #AMZ1M8Og | URL
2011/06/24 20:35 | edit

うっかりnoaさん

ここにもうっかりさんが(笑)おはようございます^^
炭鉱が栄えていた頃の島はどんなに賑やかなことだったでしょうね!
大人の苦労がまだ分からない子供時代なら、
きっと人がたくさんいて活気があった事の思い出の方が多かったかもしれませんね。
同じ産炭地の筑豊に今でも独特の風土が残っているように
ここならではの気風があったかもしれませんね。
過酷な労働の代償にかなりいい生活ができたと説明されてたので
noaさんの写真集にある最先端の電気製品もその中のひとつなのですね。
確かに昔の写真集のような子供達の笑い声が島の中に残っているような気がしました。

naomi #3un.pJ2M | URL
2011/06/25 08:59 | edit

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