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Somewhere Anywhere

日々の雑感を写真と共に

瀬戸内国際芸術祭2013【2日目・観音寺】  

高松行きフェリーが出る家浦港に早めに着きチケットを買おうとしたところ
30分前でないと窓口が開かないというのでしばらく時間をつぶし
20分くらい前に再びチケット売り場に行くと、私達の直前で
「満員です」

えー?!なんですと?
団体が入ったのですぐに売り切れたとのこと。
これから高松まで行って、更に1時間以上かかる観音寺で宿泊するのに
暗くなって知らない土地に着いて、
たぶん小さな町なので外食するとこも見つからないだろうし。
絶対、真っ暗になる前に観音寺に辿り着きたい!
とパニックになってたら
さすがにスタッフも気の毒がって他の航路を大慌てで捜してくれました。
芸術祭ボランティアこえび隊の人も一緒に調べてくれて

1.豊島→小豆島→高松 或いは
2・豊島→宇野(本州)→高松

のどちらかで行けるが、どちらもすぐに出ます!とせかされました。
結局、少し早く着く宇野行きに乗りますと言うと
チケットセンターとは離れた桟橋の係へ無線で「あと2人乗る」と連絡。
数百メートル先の桟橋までダッシュ。
ギリギリで宇野行きフェリーに飛び乗りました。
ああ、四国高松とは正反対の岡山県宇野へ・・・

宇野港は大型フェリーが何艘も着岸できるものすごく大きな港です。
そこをまた端から端へ。
走る走る。何百メートルも。
宇野港にある作品には目もくれず走りましたよ。
後ろには誰もいない私達が最後の客ですから。

3年前も船にはやられました。
高松から直島に行く途中、船がエンスト寸前になって
手漕ぎのようなのろさで直島でなく豊島に緊急上陸。
今回もまた船にはついていません。
というより島から島へ渡る間には必ずトラブルがあると思った方が良さそうです。
(昨日今日も台風の影響で欠航もあるようです。
連休で観光客も多いだろうに、島に足止めくったら皆さんどうしてるんだろう。)

この日のmemo
15:00 家浦港発 15:20 宇野港着
15:30 宇野港発 16:40 高松港着
17:13 高松駅発 18:31 観音寺駅着

とにかく陸地に辿り着けばあとは何とかなります。
高松駅からJR予讃線で愛媛県との境に近い観音寺へ。  
電車に乗っている間、外は大雨。
それが1時間20分かけて観音寺市に到着した時には雨はすっかり上がっていました!
なんだかんだいって、やっぱりラッキーな私達。

まだ日があるうちにホテルにチェックインできてひとまず安心です。
想像していたとおり、まだ明るいのに町はひっそりしていました。
いわゆるシャッター街。
瀬戸芸の中心高松市からかなり離れているにも関わらず初参加の観音寺市伊吹島。
寂しくなったこの町に活気を取り戻したいという気持ちは伝わってきました。

まずは観音寺駅を出てすぐに見える大漁旗が大きくはためいて歓迎。
通りもきれいに掃除してありました。
メイン通りの両側には手書きの絵付きの置き灯篭。
街灯の小さな旗やお店に貼ったポスター。
若い人を中心にアートイベントも多く企画されています。
ほとんどは土日を中心に行われるようなので
平日に訪れた今回は何も見ることができませんでしたが。

ここなんか見ると色々面白いことやってますね → うららおとくち
観音寺市も頑張ってる → 観音寺市観光協会

夕食はこれも想像通りで、料亭や小料理屋やスナックはあるのですが
簡単な食事処が見つからず1時間以上歩き回ったあげく
若い人が集まってた「茶屋ガーデン」という店でトルコランチを頂きました。
香川県でまさかの長崎名物(笑
でもとってもおいしかったですよ!安いし。
2日目は何だか移動ばっかりで本当に疲れました。
高松からは写真も撮ってませんでした。


何もないのも寂しいので

犬島です
inujima32.jpg

豊島です
tesima78.jpg

category: 写真・アート

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コメント

naomiさん 今日は!

「とても楽しく大変な一日」でしたね!
旅にトラブルは付き物でしょうか?
現在は廃止なのでしょうが当時の宇高連絡船懐かしいです
高校在校時、友人のご実家が「徳島県阿南市椿泊東」という所に有り素晴らしい所と聞き夏休み里帰りに同行しました
まだ新幹線が有りませんでしたので博多駅を朝7時前の在来線で岡山駅下車、岡山駅から宇野線で宇野港へ、宇高連絡船で海を渡り四国高松へ、高松港から高徳線で徳島駅へ、「… … …」此処を覚えていませんが…徳島駅で再度JRかバスを乗り継いで阿南市椿泊迄、終点のバス停を降りて車が通れない一本道を延々1km位歩き彼の自宅に付いたのは夕食時間ピッタリでした。
高松港でフェリーからJRへの乗り換えが競争の様に慌ただしかった事を覚えています。
良かったら「徳島市阿南市椿泊東」をGoogleMapで検索してみて下さい
彼の自宅は廃校になっていますが小学校の東側「最東の民家」です
*凄い所で笑えますよ!
芸術祭とは関係の無い話ですみません!が…「あの旅」を思い出させて頂きました!
有り難うございました!

leica-egoiste #- | URL
2013/09/16 15:13 | edit

>leica-egoisteさん
「徳島県阿南市椿泊東」探しましたよ!
Googleマップのストリートビューがなかったのが残念ですが航空写真を見ました。
なんだか、山に背中をくっつけて歩かないと海に落ちそうな細長い町ですね~
でも海岸線がとても美しそう。海もきれいで魚も美味しそう!
高校生で福岡からあんな遠くまで行くのはかなりの冒険だったんではないでしょうか。
でも10代の時の冒険っていい思い出になりませんか?
新幹線なしで岡山までと聞いただけでゾッとしますが(笑
岡山から宇野線で宇野港まで行くにも乗り換えが1回ありました。
私が前に行った時も宇野線乗り換え、フェリー乗り換えでバタバタしましたねえ(笑
一回乗り過ごすと2,3時間待ちなんてこともあると必死で走りますよね。
四国は電車も高速道路も発達してないし移動が難しいところだと思います。
高速道の南北がつながったのもそう昔のことではないですよね。

きつかった旅ほど後では楽しい思い出になるのは分かってるので
今ではトラブルを楽しむ余裕もできました。

naomi #3un.pJ2M | URL
2013/09/16 23:47 | edit

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